ペットの薬の基礎的知識ついてしっかりと理解しておこう

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薬の作用

ペットの薬についてどのくらいご存知でしょうか。まず始めに病気の治療に用い られるペットの薬の作用についての基礎をご紹介します。作用は2つに分けることが可能です。

1つ目は、細胞に働くペットの薬。これは、病気によって損なわれてしまった機能の欠陥の修復、働きすぎ ている機能を抑えるなどの効果があるペットの薬になります。2つ 目は、感染症などの治療に使用される薬で原因となっている寄生体や寄生虫などに効果のあるペットの薬です。

ウサギ
抗がん剤など

寄生体や寄生虫を死滅させる働きのある薬は、抗がん剤などとしても使用されます。 ただ体の細胞に使用す る薬などは、症状を軽くすることを目的としているので、完治ではなく対処法となります。

犬の手
対処療法

対処法として使用されるペットの薬の使用は、対処療法と呼ばれているものです。ペットの薬でも病気の原因となる病原体を 攻撃する治療法は、原因療法と呼ばれ、この治療に使用されるペットの薬は直接細胞には使用せず、または、毒性が低く病 原菌のみに働く作用がある種類の対処療法になりますので、あくまで一時的な物になります。

その2薬の投与方法

子猫と遊ぶ

ペットの薬も人間の薬も同様ですが、薬の多くは吸収され血液中に侵入し、全身に運 ばれていくことを前提に考えられています。現在も薬の動きがスムーズ にいくように病気の種類、症状によって様々なペットの薬が開発されています。

様々なペットの薬が開発される中、形態も異なってきています。形態のことを剤形と呼 ぶのですが、注射剤、液剤、散剤、錠剤、カプセル剤、軟膏、クリーム剤、吸入剤があることをペットの薬 の基礎的知識として覚えておきましょう。様々なペットの薬があることによって治る病気も増えています。

どの方法が一番正しいかを獣医が判断

ペットの状態や治療の進行状況や、治療のコンセプトに応じて、薬の様々な投与の方法を飼い主さんに報告し、どの方法が一番正しいかを 獣医が判断してくれるということを基礎的知識として知らなければなりません。どの治療方法、薬の投与方法が正しく、どれが効くのかを獣医に 必ず相談して、納得してから治療してもらいましょう。獣医の言うことだからと全てを鵜呑みにしてしまって、飼い主がどんな薬を使っているのか わからない、というのは飼い主として失格です。自分の薬だと思ってしっかり納得いくまで話を聞きましょう。

ポイント また、同じ種類のペットの薬でも、投与方法が異なれば違う働きになることも先の通り理解しておく必要があります。また、これも先の通り、 これからのペット医学の進化に合わせ新しい薬や投与方法が出てくるので、あなたのニーズとお財布に合わせた薬を獣医とよく相談して選ぶようにしましょう。 また、しっかりと相談してなぜその薬が良いのか、どのような効果があるのか、など しっかりとした知識を自分でももっておく必要があります。わからないことがあったら、全て先生に聞く、 という習慣も必要です。自分で調べることも大事ですが、調べた後に専門家に聞いて間違いないか確認しないとネット上の 情報が間違っていることもよくあります。


 

その3投与の種類

ぐったりしている

ペットの薬の投与についてご紹介いたします。初めにご紹介い たしますのは、経口投与というものです。これは、錠剤、液剤、散剤を口から強制 的に飲ませる、食事に混ぜて与えるという種類のものです。口から入ったペットの薬は小腸 で吸収され、投与方法が1番簡単な方法です。

経口投与は、投与直後にペットの薬の血中濃度を急激にあげることがないので、急 性の副作用を起こしづらいという利点がある方法です。ペットの薬の種類によっては、消化器内で分解され体内に 吸収されないこともあるのでこの方法がすべてに適している訳ではありません。

注射投与

次に注射投与についてです。注射をすると薬が分解されずにペットの体内に吸収される ので、効果も確実に得られて緊急の治療にも適しています。 病気の種類によってはペットの薬の注射の場所が違い、静脈注射、筋肉注 射、皮下注射などに分けられます。

ポイント 次は外用という投与方法です。これは、ペットの体の表面に薬を付ける方法です。 外用薬には、皮膚に塗る軟膏やクリーム剤、目につける点眼薬、直腸に挿入する座薬など様々なペット薬があります。どうしても自分でできない場合は、ペットショップなどにいくとやってもらえるところもあります。 慣れないと少し難しい作業ですが、いつもショップにやってもらうわけにはいきませんので、自分でも練習しましょう。 コツを掴んでしまえば、簡単にできるようになりますよ。怖がりながらやるとペットも怖がりお互いケガの元なので 勇気をもって一気にやるのがコツです。どうしても無理なら、動物病院やペットショップに任せましょう。 そういったトレーニングを行う集まりを開いている動物病院もあるので、利用してもよいです。

その4閾値と治療域

食欲がない

ペットの薬が体内に吸収されて血液中に流れても、血液中の濃度が高い指定のレベルに達して いなければ、作用を発揮することは不可能です。血液中のレベ ルを閾値といい、閾値はペット薬の種類によって異なります。

ペットの薬の効果が続く濃度範囲を治療行と呼び、これを超える濃度になると有害 な作用を引き起こすこともペットの薬の基礎的知識です。これは、副作用のことで、基準値より高い濃度のことを毒性域とも呼びます。

血中濃度は通常1回では変わらない

また、ペットの薬を投与したあとの血中濃度は通常1回では変わらず、治療域に達しません。 2回目以降の投与で血中濃度が変化しな がら、治療域の範囲内にある限り薬の作用が続きます。ご自身で薬 をペットに投与する場合は注意が必要ですので、獣医に薬を処方されたら、必ず指示に従うようにしましょう。

ポイント ペット薬を飲まし忘れることは論外ですが、忘れてしまったとしても、忘れた分を一気に与えることは絶対にしてはいけません。 血球濃度があがり、副作用を起こしてしまう危険性があります。ペットに薬を与える時間と食事との関係に注意しながら与え る必要があります。詳しくは獣医さんから薬をもらったときにしっかりと聞いておき、複数薬がある場合はメモしておきましょう。 タイミングを絶対に間違えて服用させないようにしましょうね。お薬手帳の様にして、服用している薬を一つの手帳にまとめておくと間違えずに すむので便利です。 現在は義務になるつつあるので、このあたりは、患者にとってはだいぶ楽になっている部分でもあります。 どの薬がどの薬かわからなくなることがこれまで多かったのが、解消されると飲み違いや飲み忘れなどもなくなりますよね。 飲み違いはちょっとしたミスのようで場合によっては命取りになりますので、大切な部分になります。 飲み違いによるトラブルは人間でもよく起きるようにペットでも起きますし、場合によっては人間よりも症状がひどくなります。

その5薬の副作用

メガネをかけた犬

ペットに薬を与える際に気になるのは副作用だと思いますが、薬は元から動 物の体にとって本来の機能を変える効果を持っている異物となることも基礎的知識です。ですので、 ペットに薬を使用する際には副作用に関しても知識が必要なのも基礎的知識になるのです。

安全と指定されているペットの薬であっても、使用法や使用量を間違ってしまうと副 作用が起こり、その副作用が起きると、恐れるがあまりペットの薬の使用をやめてしまい、治 る病気も治らなくなるケースが多くなっています。 ペットの薬を使用し病気を治すことをプラスとして考え、その副作用がもたらすマイナス面とのバランスを正確な知識 で判断する力が必要なのです。

担当の獣医に十分な説明を

ポイント ペットの薬の副作用が気になるのであれば、担当の獣医に十分な説明をしてもらい、納得したのちにペットに薬を使用することが大事です。このことはインフォーム・コンセントと言われますが、ペットの薬の副作用といっても、眠気が出たり喉が渇いたり、軽い不快感のみが多いのでそこまで敏感になる必要はありません。

ただ、ペットの薬でも、体の中で重要な役割をはたしている臓器、有害な物質を無害 化し体外に排出する肝臓、腎臓、細胞の増殖をしている造血管などに障害を起こす薬があります。このような重たい副作 用は長期でペットに薬を投与し続けた際に起こることが多いので注意しなければないけません。なので、獣医と投与期間などを十分に相談して慎重に 薬の使用をするように心がけましょう。

その6薬の名前

じゃれた様子

ペットの薬の名前には一般名と製品名があることを基礎的知識として覚えておきましょう。製薬会社では薬を開発していく初期段階で社内用コード番号を付けているのです。

そして、ある程度の研究が進んだ段階、完成した薬を市場に出す際にペットの薬の成分や作用に関連のある名前を付けることが義務付けられているのも 基礎的知識として押さえておいてもよいでしょう。

ペットの薬の成分や作用に関連のある名前

市販のペットの薬のカプセルや箱に表示されている名前は製品名となり、古くからあって知られている薬や特許が切れ独占販売が不可能になったり、同様の成分の物を複数の製薬会社が製造しそれぞれ独自の製品名をつけて販売していることがあることもペットの薬の基礎的知識として覚えておきましょう。

ポイント 例えば、抗ヒスタミン剤のひとつに一般名がマレイン酸クロルフェニラミンという薬があります。 このペットの薬が市場に出る際には、それぞれの製薬会社がポララミン、ポラセミン、ヒスタールなどの製品名 を付けて販売していることも基礎的知識になります。同じ薬なのに、製品名が違い、混乱することもあるかも しれませんがそのような場合は、獣医さんに確認してから購入するようにしましょう。ポイントとしては獣医さんは あまり変えないことです。治療方針やどんな種類の薬を使うかなど変わってくる場合があり、混乱する原因になります。 ここまでご紹介いたしましたペットの薬の基礎的知識 が少しでもお役に立てば幸いです。